今日は2月最初の日曜日です。
月初め最初の日曜日に、わたしの氏神さまでは「月次祭」が執り行われます。
こちらが氏神さまです。
月次祭とはこういうものです。
月の初めにご家族の平安を御祈祷する神事です。
こちらの氏神さまの月次祭は、なかなか本格的な神事です。
流れはこのようになっています。
・修祓
・祭主一拝
・大祓詞奏上
・浦安の舞奉納
・玉串拝礼
・御神酒拝戴
わたしの氏神さまでは、大祓詞を神職さまたちと一緒に奏上するのです。
祝詞を自分で奏上する機会はそうそうありませんから、大変貴重な体験です。
さらにわたしの氏神さまの貴重なところは、毎月のこの神事の際に、なんと巫女さんによる「舞の奉納」まで執り行うのです。
毎月ですよ!?
すごいですよね。
「浦安の舞」という巫女神楽です。
この舞の奉納もまた非常に貴重で素晴らしいです。
巫女さんたちは毎月、正装で神具の鈴と扇を使って舞うのです。
拝殿で舞われる様子を目の前で見ることができて、それはもう神々しさと言ったら言葉では言い表せないくらいです。
この巫女神楽が奉納された後には、わたしたち参列者も拝殿に上がって神様に直接御礼と御願いを聞いていただける機会をいただけます。
それが「玉串拝礼」です。
玉串つまり御榊を、直接神様にお供えすることができるのです。
これまた非常にありがたいことです。
そして最後には宮司さまから神道の教えのワンポイントアドバイスみたいにひと言教えてもらえます。
ちなみに今日の宮司さまからの教えはこのようなものでした。
「今日は2月4日。
立春です。
立春とは冬の厳しい寒さから解き放たれ、春の息吹が生まれる上り調子の吉日です。
冬の寒さが厳しければ厳しいほど、春の暖かさがますますありがたくなるのです。
これは厄年でも同じことが言えます。
厄年というのは、例年よりも厳しいまたは耐え忍ぶことを求められる年回りです。
でもそのように大きく落ち込むことによって、開運への力が蓄えられるのです。
そして蓄えられた力が解き放たれ、大きく上昇していきます。
だから今年厄年を迎えられる方も、一生懸命耐え忍んでください。
その先には必ず大きく上昇していく時期が訪れるのです。
これは年回りという流れから、必ず起きることなのです。
寒さ厳しい折ではございますが、必ず春が訪れるように心安らかに過ごしてまいりましょう。」
宮司さま素晴らしいですね。
ここで言われた厄年の人というのが、誰であろうわたしのことなのです。
宮司さんはそれをご存じでいらっしゃって、わたしを励まそうと公の場でそれとなく講釈してくださったのです。
ありがたいことです。
それに御本殿に入って参拝させていただくと、不思議なことなのですが、なんというのか心と身体が軽くなるのです。
わたしは強いプレッシャーがかかったり、追い込まれると、胸が締め付けられるように痛むことがあります。
ところが氏神さまの御本殿に昇殿してご参拝させていただくと、その胸を締め付けるような苦しみが昇華していくのがわかるのです。
言葉で表すのははばかられますが、なんかそんなふうに感じるのです。
拝礼も終わり、解散となると、拝殿で御神酒も振舞われます。
「直会(なおらい)」という神事です。
お酒飲むの神事なんですよw
こんな感じでわたしの氏神さまの月次祭は、非常に厳粛に執り行われるのです。
ありがたいですよね。
これだけの神事に参列するために必要な料金はいくらだと思いますか?
なんと「気持ちだけ」でいいのです。
だからわたしはいつも千円だけしか払っていません。
でも大丈夫なのです。
よかったら地元の氏神さまを調べて、あなたも月次祭にご参列してみませんか?
たったの千円しか払っていませんが、あれだけデラックスな神事に参列できるほかに、御饌(みけ)のおさがりもいただくことができます。
今月のおさがりはこちらでした。
お払いされた福豆。
同じくお払いされた御神酒。
ありがたいw
氏神さまの境内には、このようなものもあります。
毎月の月替わりの教訓です。
神奈川県神社庁から下賜される教訓「まことの道」です。
今月は藤原道真公のお言葉でした。
あなたもぜひ地元の鎮守にご参拝してください。
きっと今よりさらに運が拓けますよ。
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