今回は非常に感動的な宿泊体験をしました。
久々にまともなリゾートトラベルライターの記事を書きます。
今回の旅行先は北海道です。
そして今回泊った宿は、屈斜路湖の湖畔に佇む「ワッカヌプリ」という宿です。
こちらがワッカヌプリの外観。
このように、一軒家をまるごと一棟借りするタイプの宿です。
いままでこのブログで紹介した、このような一棟借りタイプの宿は、食事なしの素泊まりが多かったですよね?
ところが今回のワッカヌプリは、なんとシェフが来てプロの料理を振る舞ってくださるのです。
夕食も朝食も。
つまり一軒家一棟借りで、かつ料理人さんによるプロのお食事が二食付きの宿泊プランなのです。
すごいですね!!
ワッカヌプリは、屈斜路湖の湖畔に木々に囲まれて佇んでいます。
隣近所にも一軒家があるのですが別荘などが多いです。
お隣さんとは距離も離れており、完全にプライベート環境を味わえます。
ではチェックインを。
到着して駐車場に車を停めると女性スタッフが迎えに来てくれます。
荷物を運んでくれます。
そして二階のリビングルームに案内してくれます。
そうそう、この一軒家、二階建てです。
一階部分は寝室となる客室。
その客室が二つ。
二階がリビングルームとダイニングルーム。
そういう構造です。
では話を元に戻して、チェックインからご紹介。
リビングルームはこんな様子です。
二階部分が吹き抜けで天井が高いですね!
そして間仕切りなしのブチ抜き。
広いですねー!!
部屋のど真ん中に薪ストーブがあります。
その目の前にソファーとサイドテーブルがあります。
まずリビングルームに案内されて、ウェルカムドリンクをふるまってもらいました。
こちらです。
北海道名産の黒豆のほうじ茶です。
お菓子はこの地域「川湯温泉」の名物「ポンポン山」です。
リビングでウェルカムドリンクをいただいた後、客室に案内してもらいました。
寝室はこちらです。
白が基調でブルーがアクセントの、なんとも上品でさわやかなお部屋です。
客室からも屈斜路湖と外観が見渡せます。
きれいですね!
気に入りました。
もう一つの客室は、和室スタイルです。
こちらは部屋の真ん中にちゃぶ台があるだけで、非常にシンプルな部屋ですね。
そして畳とちゃぶ台のほかに何もないだけあって、広々とした感じが味わえます。
この和室も自由に使っていいのです!
二階の広いリビングでも過ごせるし、和室の居間でも過ごせる。
こんな素敵な宿はなかなかありません。
とにかく家が大きいので、開放感が感じられます。
あ!
そうそう。
この宿のすごいところ一点目。
なんとこの一軒家。
まるごと一棟貸し切りです。
つまり一日につき一組限定のスペシャル宿なんですー!
洋室の客室に戻りましょう。
ここにお風呂があります。
あ。
その前に洗面所を通りますね。
洗面所はこんな感じです。
ダブルシンクの洗面所です。
豪華ですね。
ここも白が基調の爽やかな感じです。
洗面所は内湯の脱衣場も兼ねています。
タオルウォーマーも装備されています。
これならタオルもいつでも乾いた状態で使えますね。
実際に使ってみましたが、なかなか便利で常にタオルがほかほかなのは助かりました。
なにせ泊った日は、4月だというのに気温が摂氏マイナス1度でしたから!
この洗面所の隣にトイレがあります。
トイレもとてもきれいです。
そしてTOTO製のウォシュレットで高性能。
では次に洗面所の隣にある内湯を見てみましょう。
こちらが内湯です。
石造りの浴室で、洗い場が一畳くらい、浴槽も一畳くらいのやや狭い浴場です。
でもとてもおしゃれな感じです。
このように外の景色を眺めながら入浴できます。
向こうに見えるのは屈斜路湖です。
窓を開けてお風呂に入ると、鳥の鳴き声や屈斜路湖の波音などだけが聞こえてきて、大自然のど真ん中にいるんだなと感動を覚えます。
ちょうどお風呂を見たので、この流れで離れにある温泉も見てみましょうか。
離れのお風呂はこちらです。
表玄関とは裏側のプライベートガーデンの片隅にあります。
ログハウス風というのでしょうか?
木造の小屋が離れの温泉なんです。
外観は黒の小屋。
なんかシックな感じというか、いい雰囲気が出てますよね。
中はこんな感じです。
入口の扉を開くとこんな感じでお風呂が現れます。
窓から北海道の日差しが差し込んで、それが立ち上る湯気を際立たせてますよ。
素敵ですねー!!
浴槽は木製。
これすごいですよ!
木材を重ね合わせて浴槽にしています。
釘が一切使われていないんです。
おそらく泉質のクオリティを損なわないためだと思われます。
それにこのお風呂から流れ出ていくお湯は、なんとそのまま屈斜路湖に流れ込んでいくのです。
なので自然環境に配慮して鉄サビを流出させないための配慮なのではないしょうか?
素晴らしいですね。
そのくらい自然のど真ん中にあるんですよ。
ここの宿は。
屈斜路湖側に窓がついていて、湖を眺めながら温泉につかることができます。
最高ですね!
この離れの屋外風呂だけでも感激なのに、さらにすごいお風呂がワッカヌプリにはあるのです。
それがこれです!
すごくないですか!?
なんと、屈斜路湖の湖岸に大たらいのような浴槽が佇んでいるのですー!
遠目から見るとこんな感じです。
すごくないですか!?
誰もいない湖岸で源泉温泉につかりながら自然に包まれている心地を満喫できるのです。
この写真の手前が、なんだかピンボケみたいにモヤモヤしてるでしょう?
これ、さっきの離れのお風呂からの廃湯です。
湖岸の野天風呂からの景色がこちら。
もうため息しか出なくなります。
まっ平らな湖面と、その向こうに広がる雪化粧した北海道の山々。
すごい。
すごすぎる。
こんな体験をできるなんて、人生捨てたものではありません。
このようにワッカヌプリには、すごいお風呂が三種類もあるんです。
これはお風呂好き、いや温泉好きにもたまらない宿なのではないでしょうか?
泉質も素晴らしいと思います。
臭いはなく、色も透明の温泉。
お湯は源泉で45℃もあり、かなりの高温。
あ!
そうだ。
大事なことをお伝えしておきます。
蛇口をひねると高温の源泉が飛び出してきます。
なので湯舟を満杯にすると、それはもう超アツアツ過ぎて、いきなり入浴はできませんよ!
不覚にもいきなり「ザブンッ!」と湯舟に入ってしまったのですが、超熱くて皮膚が真っ赤になってしまいましたー。
しばらくヒリヒリして痛かったですー!
温泉のおすすめの入り方を書いておきますね。
1.アツアツの源泉を湯舟に満杯に入れる
2.蛇口を閉めてお湯を止める
3.しばらく外気に触れさせて適温になるまで冷ます
宿のスタッフさんからも同様の説明を受けますが、これ超重要です。
ここの温泉は熱すぎるので、お風呂の温度を上げるのは簡単です。
源泉を注ぎ込めばすぐに熱くなります。
でも冷ます方は難しい。
もちろん冷水を注げばすぐに冷めます。
でも温泉成分が薄まってしまいます。
おすすめは冷ましてから入ること。
さて湖岸から部屋に戻りましょうか。
湖岸側から見えるワッカヌプリの客室棟の佇まい。
左手には離れの温泉。
空も青くてきれいで絵になりますな。
こんな感じで、湖畔の森の中にワッカヌプリは建っているのです。
素敵ですね。
こんな感じで宿でくつろぐ暇もなく、いろいろ散策していたら、夕暮れが近づいてきました。
こちらは屈斜路湖の夕暮れ。
心を奪われます。
今日一日がいい日だったなと感慨にふけってしまいます。
夕暮れ時のワッカヌプリの客室棟はこんな感じになります。
きれいですね!
夕暮れ時になり、そろそろ夕食の時間です。
夕食の時間は選ぶことができます。
早ければ17時から。
一番遅い時間で19:30スタートです。
今回は18:30からの夕食でお願いしました。
夕食時で日が暮れたダイニングリビングの様子はこんな感じです。
日中のように日の光が無いリビングも素敵じゃないですか!?
夜の暗さと窓あたりの黒とがマッチしていて、それでいて室内の白とがいい色合いを出していますよね。
そしてこちらが本日夕食をいただくダイニングです。
わかりますか?
ダイニングテーブルの奥にバーベキューコンロもあるのです。
これも使って料理するのかなー?
テーブルセットはこんな感じです。
こちらはドリンクメニューの冊子です。
お酒のメニューも豊富です。
そして質の良いお酒を取り揃えています。
北海道の地酒もあるし、北海道のビールもあります。
知らなかったのですが、北海道の焼酎もあるんですよ。
いいですね!
ご当地のお酒を飲めるなんて。
わたしは地酒が好きなので、まずはこちらを注文しました。
これは「北の利き酒3種」です。
全部北海道の地酒です。
福司のしぼりたて生酒、冬花火の純米大吟醸、吟風國稀の純米酒。
お料理前にまずはこれらをいただきましょう!
いやはやこれは旨い!!!
しかも三種類ともそれぞれの良さがあり、どれも美味しいです。
お値段的にもこの北の利き酒3種はおすすめです。
料理よりもお酒をいただいてしまいましたw
改めてお料理の方を見てみましょう。
まずは御献立から。
会席仕様になっていますね。
楽しみです。
一品目がやってきました。
前菜です。
じゃが芋のムース。
紅鮭の切込。
行者大蒜の三升漬け
鰊の握り鮨。
鱈子の唐墨仕立て。
まずは地酒に合いそうなものから食べてみましょう。
鱈子の唐墨仕立てを。
むう!!
超旨いやん!
唐墨だ。
完全に唐墨の味がする。
地酒の甘みと、唐墨の塩味のコントラストがたまらん!!!
あぁー!
酒も旨いし、唐墨も旨い。
すげー幸せー。
次はなににするか?
これにするか。
紅鮭の切込。
この鮭の身を塩辛みたくしたの。
おお!
これも強烈な味。
これがまた地酒を進ませる。。。
完璧な地酒のお供だ。
やはり見た目通り塩辛っぽい味で、発酵されているせいか、少しねっとりとした食感。
塩気が結構強い。
地酒が進んでしまうではないか。。。
ここの宿もやばいなあ。
酒も料理も旨い。
酔っぱらってしまいそうな予感がプンプンする。
まあ仕方ないか。
旨いものは旨いんだし。
気を取り直して、次の前菜をいただこうか。
よし、次は行者大蒜の三升漬けをいただこう。
おお!
これも美味!
何て言うのかなあ、こう、濃厚な味わい。
味噌とニンニクの組み合わせがたまらない。
これも地酒が進んでしまう。
いかん。
このままではたくさん地酒を注文してしまいそうだ。
やばいw
さらに次の前菜をいただきます。
次は写真上にあるお料理を。
これはじゃがいものムースです。
ではいただきます!
むううう!!!
これもとても美味。
ムースという名前が付いているだけあって、
ふわっふわ
です。
これは上品なお料理。
じゃがいも本来の旨味を引き立てるために、薄味に仕立ててあります。
でもこのくらい薄味にした方が、じゃがいもの持つ旨味や甘みや舌触りがよーくわかります。
ここの料理人さんは本当にお上手だなあ。
こんな美味しいお料理を食べさせてもらえて幸せです。
では前菜の最後。
鰊の握り鮨をいただいてみましょう。
ほおおおおおおお!
これも素晴らしい美味しさです。
そもそも鰊を生身で食べてことが無いですからねえ。
初めてですよ。
いや、ひょっとしたら鮮度抜群の生食ではないかもしれない。
ちょっと熟成した味わいと旨味を感じる。
これひょっとしたら熟成の技を使ってるかも。
鰊で握り鮨なんて、一見すると不味そうだけど、美味しいなあ。
臭みなんか全く感じないし。
すごいなー、ワッカヌプリ。
前菜と地酒だけでも衝撃的な美味しさ。
いやー、このあとも楽しみだなー。
では次のお料理をご紹介しましょう。
次は「御椀替り」の部です。
御椀替りって初めて聞きます。
献立は、厚岸産の浅利の酒蒸しだそうです。
御料理がやってきました。
こちらが浅利の酒蒸しです。
おしゃれな椀に盛られています。
では蓋を開けましょう。
ほおおおおおお!
浅利とお酒のいー香りが薫ってきたー!
耽美な香りに気絶するかと思った。
これは美味しいに違いないぞ。
ではいざ実食や!
。。。。。。泣ける。
旨過ぎて泣ける。
アカン。
上手な表現が思いつかん。
ただ死ぬほど旨いことだけは確かである。
アカン。
こいつも地酒が進んでしまうではないか。
やばい、酒代がかさんでしまう!!
まずはね。
アサリのピチピチでプリップリなんですよ。
舌触りはツルンっとなめらか。
乙女の柔肌とでも言うのだろうか?
いや、それはなんか違うな。
エロい。
赤ちゃんのお肌かな。
うん、そんな感じ。
それから味付けも素晴らしい。
アサリの出汁が利いているのはもちろんだが、昆布かなあ?
コクというか深みを加えてあるんですよね。
それからお酒の爽快感。
食べている最中も、美味しいを連呼して、スタッフの方にも何度も言ってしまいました。
まさにウザい客だ。
でもこの感動を誰かに伝えずにはいられない美味しさなのです。
またしゃべり過ぎましたね。
じゃあ、次行くか。
次の御料理は、台の物。
すごいの来ますよ。
どーん!
これや。
毛蟹ー!!
しかもまるごとー。
サイズは標準だと思います。
美味しそうですねー。
カニ棒もご用意してくれました。
では食べます!
うん!
完璧に美味しいです。
まず感じたのが、塩加減が最高。
しょっぱすぎず、薄すぎず。
カニの旨味がばっちりわかる調理具合。
柔らかさも完璧。
カニの身の弾力がプリプリ口に伝わる。
最高だね。
しまいにゃ、カニ棒がめんどくさくなって箸で身をほじくり返してました。
ありがたいことに、ちゃんと身や足に包丁で切れ込みを入れてくれてあります。
わたしは食べづらいのが億劫なので、カニを好んで食べません。
でもワッカヌプリのカニはいい!
食べやすい。
殻から身もほどきやすい。
全然ストレスなくカニを食べれています。
これは面倒くさがりには大変にありがたいです。
食べるのに夢中で切れ込みの写真は撮り損ねたけど、こんな感じで食べやすくしてくれています。
あまり写真には写っていませんが、カニ酢のお味もとてもよかったですよ。
このカニというやつは、食べるのにやたら時間がかかるんですよね。
これを食べきるまで、次の御料理は出てきませんでしたが、結構カニに時間かかっちゃいましたね。
笑えます。
で毛蟹の次は何かな?
お?
御造里かー。
北海道は海の幸の宝庫ですからね。
楽しみですね。
そして現れたのがこちら!
なんと!
二種類だけ。
すごい厳選して気合入ってる感じする。
ホッキガイとサクラマス。
ではいただきましょう。
どっちから食べよっかなー?
セオリー通り、味の薄いものからいただきましょうか?
まあ、どちらも繊細な味には違いないだろうがw
ではホッキガイからいただきます!
、、、、、、うま。。。。
溜息出るわ。
旨過ぎて。
柔らかで少しだけもっちりとした舌触りが心地いい。
そして噛むとコリコリっとこれまた心地よい歯ざわり。
そしてなんと言うのでしょうねえ、臭みの全く無い新鮮な貝の旨味だけが口の中に広がるんですよね。
至福の時やあ。。。。
この最高の御造里を、また先ほどの地酒でいただく。
感激して泣けますよ。
ワッカヌプリ。
最高の宿だ。
次はサクラマス食べてみましょう。
うわあ!
これも素晴らしい!
まず歯ごたえ。
しっとりねっとりというか、とにかく心地よい。
それに筋があったりとかない。
安定した均質の肉質。
それに臭みはなく透き通るような鮭の旨味だけが感じられる。
最高!
美味しいのは御造里だけではない。
実は刺身醤油も独特でオリジナル。
献立にはこう書かれてある。
「歯舞昆布醤油」と。
なんか特別感高いぞー。
うむ。
御造里の部も満足できました。
では次の御料理に行ってみましょう。
次は何でしょう?
「酢の物替わり」
????聞いたことないですね。
替わりって何だろう?
やって来ました。
これが酢の物替わりです。
帯広産 かみこみ豚
野菜色々 醤油ドレッシング
だそうです。
鮮度の良さそうなきれいな色をしてますね。
ではいただきましょう。
あ。
豚肉、あっさり。
さっぱり。
爽やかな食べ応えですね。
普通、肉料理って味がしっかりしていて食べ応えもストロングな感じですが、これは逆にライトな感じ。
軽い、爽快、軽快って感じ。
何だろう?
食べた瞬間に、透明感みたいな印象を受けました。
澄んだ美味しさ?
伝わりますかね?
では次の御料理に行きましょう。
おお!
次の御料理はすごそうですよ。
なぜなら「囲炉裏」と書かれているからです。
ということは、あれか?
隣の席にあるバーベキューコンロみたいなのを使うってことか?
わわ!
そしたら料理長さんがやってきたー!
バーベキューの準備をしているようです。
そしてこちらが食材ですね。
厚岸産の牡蠣、氷下魚、鮭冬葉、とうきび、馬鈴薯です。
これらすべて地元産だそうです。
これらすべてを自分で焼くのかと思いきや!
なんと料理長さん自らが調理してくださるー!
これは楽ちんなうえに、視覚的にも楽しめるー。
で料理長さんが焼いてくださった牡蠣がこちら。
おおおおお!
盛り付け方もシンプルで、ダイレクトに美味しさが伝わってきますね。
ではいただきましょうか。
なんだこりゃー!
なんという美味しさなんだー。
とにかく柔らかい。
ホクホクで。
身もプリップリ。
ふわふわ~。
味も臭み全然なく、これまた透き通った味。
牡蠣の旨味が身体の中を貫通していく感じ。
幸せだー。
次に焼いてくださったのはこちら。
氷下魚と鮭冬葉です。
お皿を持ってきてもらった瞬間、フワッとお料理の薫りが漂いました。
いい薫り!
ではいただいてみましょう。
まずは鮭冬葉から。
旨い!
鮭の薫りと炭火の薫りとがふんわりと感じられます。
冬葉は保存食なだけあって、歯ごたえはかなり固め。
それでも噛めば噛むほど鮭と炭火の味わいが出てきてたまらない。
あぁ。。。
地酒が止まらない。
酒代がかさむではないか。
次は氷下魚をいただいてみましょう。
おおう!
こちらも美味。
身がほどきやすい。
これは骨ごと丸焼きなのですが、骨から身が簡単にほどけちゃう。
味もスッキリ塩味。
それでいて新鮮な味。
氷下魚も干し物なので刺身ほどの鮮度はもちろん感じることはできませんが、それでも臭みがなくスッキリした味がよくわかります。
そしてまた地酒を消費するw
次は囲炉裏料理の野菜の部ですね。
これです。
写真からわかりますか?
とうきびと馬鈴薯です。
ではいただいてみましょう。
まずはとうきびから。
なんということでしょう。
とても美味しいです。
こんなトウモロコシは食べたことがありません。
とても甘みがいい。
でも甘すぎない。
醤油を塗りながら焼いた、焼きトウモロコシ。
完璧に旨いですね。
醤油ととうきびの甘みとが絶妙にマッチした塩加減。
完璧。
料理長天才。
次は馬鈴薯をいただいてみましょう。
こいつも!!!!
これまたこんな美味しいジャガイモ食べてことありません。
ワッカヌプリ、すごいな。
食材の調達力も。
北海道は食材の宝庫で、もともと上質なものが多いですが、ワッカヌプリの食材は普通のレベルをはるかに凌駕しています。
まさに「ここでしか味わえない御料理」です。
こういう特徴や技術がある宿は今の時代、強い!
素晴らしい宿です。
感動の御夕食もフィナーレに近づいてきました。
次は食事の部です。
おお。
運ばれてきました。
わかりますか?
土鍋で炊いてくれたんですよ。
すごいですー。
お?
薬味も用意されましたよ?
「お茶漬けでも召し上がってくださいね」とのこと。
普通に食べるだけでなく、お茶漬けという食べ方もあるのか。
何とも食事のバリエーションが豊富で楽しいですね。
素敵な宿です。
おっと、肝心のごはんの内容を紹介していませんでしたね。
こちらは高級魚「目抜き」のまぜごはんです。
ではいただきます。
これも美味しいですね。
目抜けって、濃厚な味がするんですね。
でも歯触りはなめらかでもっちり。
とても食べやすい。
あまりの美味しさにいくらでも食べれちゃいますね。
お食事も終わり、最後の「甘味」です。
弟子屈大豆のクレームブリュレです。
見た目からして美味しそうです。
ではいただいてみます。
美味しい!
これも美味しいですね。
甘すぎず丁度いい甘さ。
これならいくらでも食べれちゃいます。
それに舌触り。
みずみずしくてなめらかで最高!
以上で御夕食は全て終了です。
最初から最後まで感動しっぱなし。
お酒もお料理もどちらも最高。
ワッカヌプリの御夕食は完璧です。
お食事が終わると、料理長さんとスタッフさんは後片付けをされてお帰りになられます。
お帰りになられた後は、完全にわたしだけになります。
ここが本当に自分の家と勘違いしそうなくらい居心地がいいしプライベート感が高いですね。
食後に庭に出てみました。
周囲は明かりも少ないので真っ暗です。
こちらの写真は真っ暗な中に佇むワッカヌプリ。
あまりにも暗闇が深くて、建屋の輪郭は見えません。
部屋の明かりが煌々と目立ちます。
闇が深いのです。
夕食の間にスタッフの方がリビングの真ん中にある薪ストーブに火を入れてくれていました。
夕食後には火加減もちょうどいい感じになっています。
自然に囲まれて明かりもなく真っ暗な夜に薪ストーブの炎だけが照明な感じ。
こんな環境に感動し、酔いしれます。
普段ですと夜でもパソコンをいじったりしますが、ここでの夜は特別です。
何もせず、夜の静寂の中でただソファーに座って薪ストーブの炎を眺めているだけ。
これがとっても気持ちいいのです。
感極まってきてお酒なんか飲み始めてしまいました。
今宵はビールから飲みたい気分。
薪ストーブの炎を眺めながらビールを飲み、ワッカヌプリで過ごした一日を振り返っては幸福感に浸る。
ひとこともしゃべらず、ただこうやっていると、今までの人生について振り返ってみたり、これからの生き方について考えてみたりと、小忙しい都会での暮らしとは全く違う時間の過ごし方をしています。
何もしなくても満たされる気持ち。
こんな幸福感は本当に久しぶりです。
ビールの次は、イオンリカーのワインアドバイザーさんに見立てていただいた赤ワインを。
こんなに生意気でおしゃれなのが似合わないけれど、酔いしれてしまいますね。
ワッカヌプリ、本当にいいところですねー。
こんな感じで、薪ストーブの炎を眺めながら幸せをかみしめたり、物思いに耽っていました。
薪ストーブの前でくつろいでみたり、真っ暗な庭に出てみたりと、深夜まで夜更かしをしてワッカヌプリの夜を楽しんでおりました。
本当に楽しくて、結局就寝したのは深夜、いや既に空が白んできた明け方の午前4時でした。
そして少し眠って、午前8時30分に朝食。
朝食会場は昨夜の御夕食の時と同じテーブルです。
正確には囲炉裏焼きをした方のテーブルです。
朝食のテーブルから見える朝の屈斜路湖の景色はこちら。
席に着いたら、料理長さんが準備を始めてくれます。
土鍋が来ました。
これはまた炊き立てご飯か!?
炊き立てご飯ですね。
そしておかずはこちら。
こちらは最初のおかずの部。
冷菜のおかずです。
全部美味しい。
もちろん地場産。
何というか、手作りの優しい味なんですよね。
ホッとする味です。
次にまたおかずがやって来ました。
左上のおかずは、一見すると豚の角煮に見えますよね?
ところがこれ、くるま麩の煮物なんです。
そして手前は、鮭のハラズ焼き。
くるま麩の煮物は、見た目通りしっかりとした味です。
ハラス焼きも素晴らしく美味しい。
生臭さは無く、鮭の美味しさだけが口の中にふんわりと広がります。
とても美味しいです。
お味噌汁もあります。
これも大変美味しいです。
ワッカヌプリの御料理は、全体的に出汁がしっかりしていて無用にしょっぱくない。
そこがとても素晴らしいですね。
食材の旨味がグッと味わえるという感じの味。
満足です。
最後はデザート。
キウイフルーツですね。
これもすっきりしていて美味しい。
だらだらと感じたまま書き連ねてきましたが、これですべてです。
ワッカヌプリ、ここは本当におすすめです。
応援したいので、これをお読みのあなたも是非泊ってください。
たまたまコチラのブログを拝見しました。
私は、当時、ワッカヌプリで
料理長をしておりました。
お褒めのお言葉を頂きまして、有難う御座います。
私は体調を壊し、現在はワッカヌプリを退職しておりますが、
現在のワッカヌプリは一棟貸し切りのグランピング施設等も運営し、露天風呂も増えています。
機会が御座いましら、又ご利用頂けたらと思います。