湯河原温泉にある老舗料亭旅館「石葉」について書いています。
先に客室と御夕食について書きました。
今回は温泉について書きます。
石葉には温泉付きの部屋もありますが、今回は風呂無しの客室に泊まりましたので浴場について書きます。
石葉の浴場は素晴らしくて、なんと24時間入ることができます。
24時間入れるところは意外と少ないので、これは非常に助かります。
また男湯と女湯は、深夜0時のタイミングで入れ替えがあります。
ですからどちらの浴場も体験できます。
大浴場と小浴場という風に分かれています。
その名のとおり、浴場の広さが異なります。
石葉の浴場は客室棟から少し離れた別棟にあります。
なので一度、屋外に出ます。
ここから雪駄を履いて浴場に向かいます。
こちらの階段を昇ります。
見えづらいですが、屋根もちゃんと付いているので安心してください。
雨の日でも行けます。
階段を昇ったら、こちらの廊下を進みます。
こちらが浴場の入り口です。
では中に入りましょう。
こちらが脱衣場ですね。
石葉の浴場には、なんとタオル類がそろっています。
ですから客室からタオルを持って行って、それを使い回さなくても大丈夫です!
これはうれしい。
常にきれいなタオルを使えます。
そして温泉に入るごとに新しいタオルで体を拭ける。
これも結構重要なポイントです。
バスアメニティ類は通常の品揃えです。
脱衣場の先には、なんとも見晴らしの良いお休み処もあります。
真ん中にぽつんとひとつだけリクライニングチェアがあるって、なんだか風情がありますね。
これは気分がいい!
今回は夏に訪れたのですが、お休み処には冷たい飲み物も用意がありました。
麦茶です。
今回宿泊したときは、チェックインから深夜0時までは男湯が小浴場でした。
まずは日中の小浴場をご覧ください。
このガラス戸の先が露天風呂です。
石葉の露天風呂は、いままで経験してきた350件近くの高級宿の中でもトップクラスです。
何がトップクラスかって?
露天風呂のお湯のきれいさです。
よくある露天風呂のお湯は、葉っぱが浮いていたり虫の死骸が浮いていたりと、意外と汚いというか汚れていることが多いです。
多いどころか、ほとんどそんなところばかりです。
ところがこちらの石葉は、その辺を良く考えてありますね。
露天風呂でもお湯を常にきれいにしておく技を持っているのです。
それは「かけ流し」と「かけ溢し」の両方を活用しているのです。
かけ流しっていうのは利いたことあるんじゃないでしょうか?
浴場に行くと、よくライオンの口からお湯がバァーって出てるやつとか、竹の筒からお湯がバァーって出てるやつとか、ゴツゴツした岩の隙間からお湯がバァーって出るやつとかあるでしょう?
あれです。
あれが「かけ流し」ってやつです。
ずーっとお湯が出続けていますよね?
一方、かけ溢しとは、浴槽から常にお湯を溢してあふれさせておく方法です。
かけ溢しをしておけば、お湯の表面のゴミなども常に浴槽の外に押し出されていますから、常にお湯がきれいな状態を保てます。
石葉はその両方を常にやっているのです。
だから非常に汚れやすい露天風呂なのに、どこの宿よりもお湯がきれいな状態なのです。
何度も言いますが、こんなにきれいなお湯の露天風呂はありません。
NO.1と言っても過言ではないです。
石葉の露天風呂。
そんな感じで非常におすすめなのであります!
ぜひ来てみてください。
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