今日は、日本橋は茅場町に新規オープンしたハイブランド割烹「不二楼」でお食事をしてきましたので、口コミを書きます。
こちらの割烹は、わたしの料理評論の師匠が経営しています。
今回は食べに来るのは3回目です。
口コミは2回目です。
どうして以前にも口コミを書いたのにまた書くのか。
それは前回食べた時よりもまたさらにレベルアップしていて驚いたからです。
こちらは店の外観。
宮大工が仕上げているんですよ。
繊細な技術というか、威厳のある作りというか、すごいですね。
外観からでも上質とか高級という風合いを感じさせられます。
今日は3階の鮨懐石料理フロアでお食事です。
こちらの3階の鮨懐石料理は、会員制です。
一見さんは入れません。
予約すら受け付けてもらえません。
会員からの紹介か、会員同伴でなければいただけない貴重な鮨懐石料理なのです。
今回は会員であるわたしが幹事となり、食通の先輩4名を引き連れて参じました。
今回も総大将の高取宗茂氏の目の前のカウンター席を手配いいただきました。
ここ不二楼の鮨懐石料理のすごいところは、食べに来るたびに会員の好みを把握し、お客さんごとに少しずつ献立をカスタマイズしてくれるところなのです。
すごいですね。
いわばオートクチュール鮨懐石ですよ。
今回は3回目の食事ですが、早くもカスタマイズがありました。
わたしは無類の酒好きです。
不二楼に来たら、地酒メインで飲んでいます。
高取氏はそれを把握しておられて、先付の部では、酒のあての品数を多目に用意してくれたのです。
それがこちらです。
すごいですね。
全部をそろえて並べると、なんとも艶やかな雰囲気です。
これらの上質なおつまみをいただきながら、これまた上質な地酒をいただきます。
一杯目の地酒はこちらをいただきました。
ふくよかな甘みと口の中を優しく撫でられているような心地よさのするとても上等な地酒です。
食通の先輩たちも、思わずうっとりとため息を漏らし、しばらく言葉を発することもできないくらい感激していました。
それではいよいよ鮨の部です。
総大将の高取氏のこの一言。
「まずは名刺代わり。マグロの大トロです。熟成2週間。当店では大トロが名刺代わりです。これが当店の基準値であります」とのこと。
カウンターから総大将自らが握ってくれる鮨をいただきます。
どうです?
この鮨。
色も見事ですよね。
本当に上質な鮨は、見た目からも美しいのですね。
熟成大トロをいただいていると、総大将がこれを披露してくれました。
「こちらは本日あがったアジです」。
すごい大きい!!
これアジですよ。
非常に特別なアジだそうです。
今日はこれを食べることはできません。
不二楼では獲れたて新鮮のネタは出しません。
ここは熟成の鮨です。
期待が高まりますね。
こんな感じで、総大将との会話も楽しみつつ、ネタの説明も聞きつつ、旨い肴に旨い酒。
究極の幸せですね。
さてお次の御料理です。
これは茶碗蒸しです。
見た目は普通の茶碗蒸しですが、中身がすごい。
キャビア、ウニ、さらには超高級食材の白トリュフまで入っています。
食通の先輩方も、またまたうならせられていましたね。
極上というのはこういうものを言うのでしょうね。
気絶しそうなくらい美味しいです。
風味も最高です。
超高級な茶碗蒸しなので、チビチビと大事に味わっていただきました。
お次の料理はこちら。
わわ!
玉だ!
前回は無かったのに玉が来た。
これはわたしを喜ばせる仕掛けでしょうね。
食べてみましょう。
こりゃすごい!
甘みと塩味が絶妙なバランス、マッチング。
なんという美味しさ。
この食事の時間が一生終わらなければいいのに。
次の鮨はこちら。
富山産の白エビです。
濃厚な味わいなのですが、口あたりはスッキリさわやかであっさりしているという。
うまく言葉で言い表せません。
とにかく美味しいです。
次の鮨はこちら。
これはアカバナという魚です。
初めて聞くネタですね。
これも最高に美味しいですね。
次は鮨ではなく、御料理。
なんとこれ。
鯨です。
鯨って、臭みがあり、歯ごたえも固いものが多いです。
ところが不二楼の鯨は、とんでもなく美味しいです。
臭みなんて全くありません。
甘みすら感じる濃密な味です。
すごいですね。
美味しさに打ちのめされています。
酒も超希少な銘柄ばかりを取り揃えています。
とても美味しく、とても上質。
そしてとても高価です!
総大将が次の鮨を握ってくれました。
これ。
何のネタかは忘れてしまいました。。。
これも旨いですね。
どれもこれも旨すぎて困ってしまいます。
そしてきれい。
いや美しいです。
次の鮨です。
こちらはまたまた高級食材「ボタンエビ」ですね。
濃密な旨味です。
口の中でエビの旨味が膨らむというか、広がります。
次の鮨はこれです。
お客さんひとりひとりの前に有田焼の皿がカウンターに置かれ、そこにひとつひとつ丁寧に総大将が盛り付けてくれます。
これは太刀魚ですね。
ほんのりとあぶってあり初めて食べた味です。
美味しくて仕方がない。
困っちゃいますね。
地酒は専用に作られたグラスでいただくんですよ。
このグラス。
特注です。
料理だけでなく酒にも力を入れていて、そればかりかグラスにも手をかけているなんて。
すごい気合ですよね。
まだまだ鮨は続きます。
これは高級魚「クエ」です。
不二楼のクエはかなり旨いですね。
先日宿泊した高級旅館「天橋立離宮 星音」で食べたクエの数倍は美味しいですね。
さすが最高峰のクオリティです。
ここでまた地酒をいただきます。
こちらの銘柄。
市場ではなかなか手に入りません。
さすがの品揃えです。
とても美味しいです。
あと二品でお開きです。
さみしいですね。
次の御料理はこちらです。
味噌汁に見えますよね?
ところがこれ。
ブイヤベースなんです。
仕入れた高級魚のアラを煮込んで作った出汁で作った味噌ベースのブイヤベース。
ぶっ飛ぶくらいの旨さです。
濃厚複雑上質な味が口いっぱいに広がります。
幸せな気分が体内に巡るのがわかります。
不二楼すごいなあ。
名残惜しいですが、いよいよ最後の御料理です。
しめも鮨です。
巻物。
トロタクですね。
当然のことながら大変に美味しいです。
不二楼の鮨懐石料理は以上になります。
極上のひとときでした。
参加された食通の先輩方も圧巻されたそうです。
ありがたいですね。
わたしは鮨懐石料理のあと、さらに1階の焼鳥フロアで焼鳥を食べてから帰りました。
こちらの焼鳥も素晴らしく美味しいです。
不二楼。
なんとすごい料理屋なんでしょう。
ぜひ行ってみてください。
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