今日は宿体験記を書きます。
以前宿泊した「箱根 芦ノ湖はなをり」です。
今回は夕食について書きます。
まずは夕食会場のレストランの様子。
このように結構、いや、かなり広いダイニングスペースです。
今回、わたしに案内されたお席はこちらです。
芦ノ湖を一望できる窓側の二人席をご用意くださいました。
ここのダイニングは景観も素晴らしいです。
テーブルにはお品書きやダイニングの案内、それからメインディッシュの肉料理と魚料理をオープンキッチンにオーダーする札が用意されてあります。
細かいところにも演出がなされており、こちらの箱は、なんとからくり式のつまようじ入れ。
箱根の伝統工芸である寄せ木細工です。
席につくと、スタッフの方が夕食のとり方の流れを説明してくれます。
とても好意的で説明も丁寧。
はなをりのスタッフの方々は、優しくて丁寧な人が多い印象です。
好感が持てますね。
ご説明を受けたあとに、飲み物の注文も合わせて聞いてくれます。
せっかく箱根に来たので、箱根近隣の地酒をお願いしました。
お料理の前に、まずは一献。
冷やを注文。
わたしはよく冷えている地酒が好きなのですが、こちらのものは非常によく冷えていました。
大変満足です。
そしておちょこが錫製。
冷たさがより一層感じられていいですね。
次は料理についてのレポート。
料理は既製品が多く見受けられました。
しかし侮ってはいけません。
ひと手間加えたアレンジが素晴らしいのです。
肉料理の豚肉の塩麹焼きは、ソースにもこだわっています。
地元でとれた胡麻をベースにしたオリジナルソース。
それに品数が非常に多いのも特徴です。
バイキング形式になっています。
バイキングで料理をセルフサービスで取っていくのはよくあるスタイルですが、はなをりのバイキングはちょっと趣向が違い素晴らしいです。
バイキングなのですが、懐石料理やコース料理のように、カテゴリーごとに料理が用意されているのです。
つまり、八寸・造里・椀物・蓋物・強肴・御食事など、それぞれの種類の料理が用意されているのです。
それはまるで「懐石料理のセルフサービス」とでも表現したらよいかもしれませんね。
しかもただ自分のお盆にバイキングスタイルで料理を取り分けてくるのではありません。
ちゃんとコース料理のように、八寸からスタートするのです。
写真をご覧ください。
このように懐石料理の八寸の装いをちゃんと再現してあるのです。
八寸の取り分け用に、専用の籠型のお盆が用意されていて、このお盆に小皿に盛りつけられた小料理を一品ずつセルフサービスで好きなものを組み合わせます。
すると、お盆の中のレイアウトがこのようになります。
真ん中に一皿。
そしてその周囲にまるで星形のように五皿並べることができます。
この籠のお盆と言い、六皿の配置といい、懐石料理に素人なわたしでも、上手に高級料亭の八寸のような装いを再現できるのです。
非常に計算されていますね。
これなら誰でも美しく盛り付けることができますね。
すごいです。
はなをりの夕食を体験して改めてすごいと感じたことがあります。
それは「全方位型夕食」なのです。
お酒好きの呑兵衛タイプの人でも、お酒の飲めないお食事主体の人でも、はたまた肉が好きで野菜が嫌いな人でも、ヘルシー志向で肉類を避けて野菜をたくさん食べたい人でも、どんなタイプの人でもセルフサービス懐石料理スタイルで夕食を楽しめるのです。
なぜなら、コースのように順番に料理を取り分けていくのですが、自分が好きなものを取って食べれますからね。
食いしん坊の人でも小食の人でも、全方位型夕食なので一緒に楽しめます。
食べたい量を自分でコントロールして取り分けられますからね。
このシステムは本当に素晴らしいです。
そして料理の品数が、ものすごく多い。
おそらく一泊では全種類を制覇するのは不可能でしょう。
そのくらい多いです。
また泊まりに来たくなってしまいますね(笑)
正直言うと、味は高級料亭の料理からは程遠いレベルです。
ですが楽しく美味しく食べれるクオリティです。
味はもとより、なにより一緒に来た人と楽しく食事ができることが、はなをりの醍醐味なのではないでしょうか。
わたしにはそのように構成されていると感じました。
メインディッシュはオーダー形式で、オープンキッチンでシェフが出来立てを調理してくれます。
しかもコース料理でも最高級のランクになるコースに該当する、肉料理と魚料理とメイン料理が二種類あるスタイルです。
はなをりは、いちいちすごいですね。
さらに驚かされるのが、こちらのメインディッシュ。
肉料理も魚料理も。
なんとお代わり自由なんです!!
何回でも食べることができます。
すごすぎる!
はなをり、すごい宿です!
ぜひ泊まってみてください。
公式サイトはこちらです。
予約もこちらからできますので一度ご覧になってみてください。
https://hanaori.jp/ashinoko/
コメントを残す