今日は新年の三が日真っ只中です。
いや真っ只中というよりは、もう終盤ですね。
これを書いているのは1月3日。
早いところでは、もう明日から仕事はじめだったりしますもんね。
今日はグルメねたの口コミを書いてみようと思います。
いや口コミじゃないか。
レシピかも。
わたしはいま、実家に帰省中です。
実家で昨夜、晩ごはんに蟹鍋を食べさせてもらいました。
蟹はタラバガニ。
肉厚でボリュームもあってとても好きな蟹です。
リゾートトラベルライターをやるようになってから、料理や出汁にとても興味を持つようになり、自宅で自炊する機会も増えました。
そんな風に料理に対して興味が高い状態だと、いろいろなことに気付いたりします。
昨夜は蟹鍋を食べたのですが、蟹を食べた後の食べガラは普通に捨てていました。
その大量に積み重なった食べガラを見ているうちに、あるアイデアが思いついたのです。
「この蟹の食べガラって、煮込んだら美味しい出汁出たりして」
と。
そこでこんな風に実験してみました。
まず蟹の食べガラを保管しておきました。
これをそのまま鍋に入れて煮込もう。
と、最初は考えていました。
でもなんかもっと味を引き立たせる技は無いかなあ???
そこで思いついたのが、
「蟹の食べガラの炙り焼き」
です。
炙り焼きにしたら、香ばしい出汁が出るんじゃないかなあ???
鰹節とかも燻してますよね?
それと同じ効果が出て、美味しい出汁が出るのではないだろうか?
ということで、蟹の食べガラを急遽、炙り焼きにしてみました。
これ、ナイスアイデアだったかもしれません!!
コンロで網焼きにしていますが、焼いている最中から「パチパチっ」と、焼き蟹の時に漂ってくるいい香りが立ち込めてきました。
さすがに食べガラですね。
肉が無い分、すぐに火が通ります。
焦げ目が付くくらいまで焼いてみました。
そしてそれを鍋に投入。
炙り焼きにした蟹の食べガラたちが、全部水で浸るくらいまで水を敷きました。
ここでまた、なんとなく勘が働きました。
ただ蟹の食べガラを煮込むだけだと、魚介類の持つ臭みが出るかもしれない、と。
そこでもうひとつ実験してみます。
臭みを飛ばす用に、酒を加えてみました。
先日、地元の氏神さまのところで歳旦祭に昇殿参拝したときの撤饌でもらった日本酒を使います。
本醸造の質の低いものです。
それで充分でしょう。
それとさらに旨味を出してみようと、昆布も投入します。
こんな感じです。
それではこれから煮込んでいきます。
1時間くらい煮込んだら、相当美味しい出汁に仕上がるのではないでしょうか?
というわけで、とりあえず煮込む設定時間は1時間にしてみました。
ちょくちょく鍋の様子を見に行っていますが、どうやら1時間はやり過ぎになるかもしれません。
30分過ぎたことから、水分が大分減ってきていることに気付きました。
だったら40分位でいいかなあ?
こちらは煮込んでから40分位経った出汁の様子です。
うん!
なんだかこんな感じで良さそう!
煮込み時間は40分にしておきましょう。
本当はガーゼとか布で濾すのでしょうけれど、面倒なのでおたまで出来た出汁をすくって他の鍋に移してみます。
炙り焼きにしたせいでしょうね。
茶色く色づいていますね。
ちょっと味見してみます。
おぉ!!
ちゃんと蟹の旨味が出ていて美味しいです。
そして炙り焼きにした香ばしさもしっかり出汁に出ています。
これは成功ですね。
この出汁は、つゆ物や雑炊などいろいろな用途に使えそうです。
たくさん煮出して保存しておくのも良さそうです。
わたしはこの蟹出汁で、早速味噌汁を作ってみたいと思います。
まずはこの蟹出汁に味噌を溶いただけの蟹汁にしてみました。
うん!
素晴らしく美味しいです。
蟹の旨味がしっかり感じられます。
蟹の旨味に味噌が引き立てられていて、まさに理想の蟹汁です。
試しにちょっと実験をしてみます。
碗に小分けして、鰹出汁を加えてみました。
ところが鰹出汁を加えると、先ほどとは大きく異なり、雑味が多く感じられます。
なんだろう?
鰹と蟹がグチャグチャと口の中で混ざって、お互いの臭みを引き立たせあうみたいな、嫌な相乗効果って感じですね。
小分けにして実験して良かった。。。。
もし鍋に直接投入していたら、せっかくの蟹出汁が台無しになるところです。
で、気を取り直して、蟹出汁だけで味噌汁を作りました。
メチャクチャ美味しいです!
蟹鍋の後の食べガラで蟹出汁を作るの、とてもおすすめです!
ぜひやってみてください。
最後にまとめておきます。
1.蟹の食べガラをコンロで炙り焼きにする
2.炙り焼きにした蟹ガラを鍋に入れる
3.蟹ガラが浸りきるくらいに水を張る
4.臭み消し役として日本酒を加える
5.旨味を引き立たせるために昆布も入れる
6.弱火でじっくり煮出すために40分位煮る
これで出来上がりです!
試してみてくださいね。
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